こんにちは、江藤です。
前回は、ある2チームによる
「南極大陸4800km踏破」挑戦の実話を元に、
クイズを出題しました。
毎日20マイル(32km)を歩いた
『アムンゼンさんのチーム』
VS
状況に応じて、その時に考えられる最善の距離を進んだ
『スコットさんのチーム』
の話でしたね!
簡単なアンケートも取ったりしました。
前回の記事はこちらですので
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでくださいね!
[sitecard subtitle=前回の記事 url=https://pocowan.com/archives/6613]
さて、いくつかコメントもいただいていましたので、
1つ、紹介させていただきます!
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江藤 様
いつも有益で楽しい発信をご配信いただきありがとうございます。
購読者の〇〇と申します。
マルチタスクとシングルタスクの話は面白かったです。
(→ 先週お届けした記事の話です。 )
自身も基本的にはシングルタスクの方が最終的には効率的だと感じます。
ただ、それが全てではない、と同時に感じます。
マルチタスクの方が効率的な時も状況によってはあるからです。
例えば食事を見ながらテレビですが、食事にほぼ興味がなく、
それよりテレビの話題や情報を収集したい方・または関連の仕事をされている方の場合は、
やはりテレビを見ながら食事した方が効率的です。
その分食事からの情報が薄くなったり得られないというデメリットもありますが、テレビのメリットの方が勝ります。
ですが、これが料理人や食の仕事に携わる人の場合、テレビを消して食事に集中する方が良いです。
自身の経験上からでも似たようなマルチタスクの方が効率的な部分がいくつかありました。
基本的には1つのことに集中した方が効率的というのは9割方の事象に言えると思います。
ただ、全てがシングルタスクが良い、と全ての物事にそのまま当てはめてしまうのは
少し危うい考えでもあると感じました。
今回のクイズも面白かったです。
この話は過去にどこかで自分は読んだ気がするのですが、
片側が命を代償にしてしまったという結果以外忘れてしまっていました。
スコットチームに入れましたが、どんな状況でも確実に目標までの日課を
確実にこなすことに集中したアムンゼンチームな気もします。
次回も楽しみにしております。
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↑↑↑
・・・ということで、
返信ありがとうございました^ ^
先週お届けしていた
「シングルタスクVSマルチタスク」の話も
楽しんでいただけたようで、嬉しいです!
まだの方はこちら
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://pocowan.com/archives/6606]
こちらの結論としては
「マルチタスクよりも、シングルタスクの方が、
圧倒的に効率がよく、そこから生まれる結果も大きい!」
という話でしたが、
この方がおっしゃる通り、
全部をシングルタスクで、無理やり行うよう、強要するものではなく、
それを踏まえて、自分がどういう行動へのアプローチをしていくか?
を、自分自身で考える事自体が、とても重要なんですよね。
例えば、一例として、
こちらの方がおっしゃられている
>>基本的には1つのことに集中した方が効率的というのは9割方の事象に言えると思います。
という部分が、仮に正しいとしましょう。
そうなった場合、
「すべての行動における9割は、シングルタスクの方が勝る」
事を意味します。
つまり、『勝率9割』ですね。
これを踏また場合、例えばなのですが
「いっそのこと、全部の行動をシングルタスクにすれば、9割の確率で、効率がよい行動ができる」
という”優位性の高いルール”が生まれます。
という事は、これを繰り返せば、勝率が9割なので、
1回1回、マルチタスクやシングルタスクを切り替えて行動するよりも、
着実に、今以上に効率のよい行動を、どんどん取り続けていく事が出来る訳です。
また、そのルールで行動すると決めれば、
もはや、1回1回の行動で、
「シングルタスクでやるか? それともマルチタスクでやるか?」
を考える必要もなくなります。
余計なエネルギーを消費せず、
シングルタスク一択でOK、というルールが出来るのです。
これはつまり、
勝率が5割を超えているのであれば、そのルールを淡々と繰り返せば良い
というアプローチなのです。
これって実は、「トレーダー」的なアプローチだったりするんですよね。
もちろん、これは一例ですが、
こんな風に考えていくと、色々気づきも多いし、
他にも、複数のアプローチがあると思うので、
それを考える事自体が重要だと僕は思っています。
今回、返信をいただいた方みたいに、
ぜひ、あなたも一度「シングルタスクVSマルチタスク」の話を踏まえて、
どういったアプローチができるかを、考えてもらえれば嬉しいです^ ^
・・・
という事で、
南極大陸のクイズに戻りましょう!
さて、あなたは、
毎日20マイル(32km)を歩いた
『アムンゼンさんのチーム』
VS
状況に応じて、その時に考えられる最善の距離を進んだ
『スコットさんのチーム』
のどちらが、
南極点4800kmを踏破したと思うでしょうか?
南極点4800km踏破のクイズの詳細はこちら
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://pocowan.com/archives/6613]
ちなみに、返信の方は、
>>スコットチームに入れましたが、どんな状況でも確実に目標までの日課を
>>確実にこなすことに集中したアムンゼンチームな気もします。
という事で、悩まれた結果
スコットチームに一票を入れられました。
実際、前回の発信で
簡単なクリックのアンケートを取ってみましたが、
スコットチームが6割、
アムンゼンチームが4割、
くらいでした。
さて、では
実話から基づく結果を見ていきますが、
実は、
毎日20マイル(32km)を歩いた
『アムンゼンさんのチーム』が、
見事に南極点に到達し、さらに全員が無事で、
一方、状況に応じて、その時に考えられる最善の距離を進んだ
『スコットさんのチーム』は、
南極点に到達できず、さらに全員が餓死してしまったのです。
・・・・・
まず、この話で重要な事は、
クイズに正解する、というよりも
ーーーー
たとえ、同じ時期に、同じ目標に向かったとしても、
「目標に向かうためのルール」が違うだけで、
結果は全然変わってしまう
ーーーー
という事実です。
例えば、
同じビジネスチャンスに恵まれて、同じタイミングで
同じような商品を販売して、同じ目標を目指していたとしても、
どういう「ルール」を設定して、目標に向かっていくか?
という『ルール表』で、
結果は、全く持って変わるという事なのです。
よく
「あの人は、タイミングが良かったから、上手くいった」
「あの人だから上手くいったんだ」
「いいなー、あの人は、あんなに成果が出て・・」
という形で、
ついつい僕たちは『結果』を見て色々思いがちなのですが、
フォーカスすべきは、
『結果』というよりも、『ルール表』なんですよね。
つまり、
あの人は、どういう『ルール表』で目標に向かったのか?
という形で、フォーカスを絞るといいのです。
ちょっと分かりにくいと思うので
(でも凄く重要なので)
補足していきます。
『ルール表』というのは、
自分のエネルギーを、何と交換するか?
という”規律”の事です。
例えば、トレードだと分かりやすいと思うのですが、
月100万円稼ぐトレーダーがいたとします。
ここで、
「あの人は月100万円稼いでいるなんて、いいなー」
「あの人だからできたんだなー」
と思うのは、
『結果』にフォーカスする思考で、これはあまり意味がありません。
(つまり、自分自身の学びにならない訳です)
それよりも、
「どういう『ルール表』で、月100万円稼いでいるのか?」
という風に、『ルール表』にフォーカスします。
例えば、
抽象度が低い『ルール表』から見ていくと、
まず「実際のトレードにおけるルール表」が挙げられます。
エントリーする条件としてのルール、エントリー中のルール、
もっというと、トレードを取り組む前のルール、トレードをした後のルール
などです。
そして、それと同時に重要なのが、
より抽象度の高い『ルール表』にフォーカスする事です。
例えば、
24時間の限られた時間を、何に使っているのか?
自分のエネルギーを、どういう行動や思考に使っているのか?
という、生活習慣としてのルール表を観察していくのです。
仮に
「朝起きた瞬間に、まず何をするのか?」
という、1項目にフォーカスしたとしても、
・朝起きて、スマホでいきなり動画を見始めるようなエネルギーの使い方か?
・または、朝起きて、いきなり朝ヨガをする行動に、エネルギーを使うか?
では、1日の始まり方からして、全然違います。
これが、1日の中でどんどん繰り返されていくわけですから、
1つ1つの行動を、どういうルールを持って取り組むかで、
結果が変わるのは、ある意味当然ではありますよね。
今回の南極大陸の話で、まず重要なのは、
・南極大陸に到達した/していない、
という『結果』が重要というよりは、
・どういう『ルール表』で、目標に向かったのか?
という『ルール表』にフォーカスした方が、
自分自身の学びになる、という思考です。
一見、自分には全く無関係かのような「南極大陸踏破」も
いざ『ルール表』にフォーカスすると、
自分のビジネスや日常に活かす事が出来るようになるのです。
これを踏まえて、
まだ色々深めていけそうな気がしますが、
記事が長くなってしまったので、今日はこの辺で!
ありがとうございました。