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何も変わらない事を逆手にとる

こんにちは、江藤です。 
 
 
ここ最近で、自然災害が度重なっていますね。 
 
関西国際空港が、冠水で運行出来ないというのは、 
僕もよく使う空港なんで結構びっくりしましたが 
北海道地震も含め、少しでも早い復旧をお祈りしたいと思います。 
 
 
 
そんな中、やはり 
出来る人が通常営業する事が大事だと思うので、 
こちらは変わらず今日も行なっていきたいと思います。 
 
それでは、参りましょう! 
 
 
 
 
さてさて、 
前回は「eスポーツ」を題材に、 
ーーーーー 
新しくなっていくパラダイムを受け入れる事の重要性 
ーーーーー 
についてお話しました。 
 
 
 
例えば、「eスポーツ」の分野1つにしても、 
日本はかなり遅れてしまっているのが現状です。 
 
風潮として、新しいパラダイムを受け入れるのに抵抗がある事から、 
結果的に、2歩も3歩も遅れてしまっているのが実際だと思います。 
 
 
 
 
ただ、だからといって 
「日本はだからダメなんだ!」「そもそも日本の政治は・・・」と 
いくら言っても、あまり発展性はない訳で、 
 
この現状を踏まえて、 
「だから、僕たちはどうしていくべきなのか?」 
を考えていく事が、やはり重要だと思うのです。 
 
 
 
 
これに関連して、最近読んでいた本に、 
大前研一さんが世界経済を述べている本があって、 
そこで、結構興味深い話がありました。 
 
 
実際、今の日本のシステムは、20年前とほぼ変わっていなくて、 
教育制度も、大量生産・大量消費時代における 
「中の上あたりの人材を大量につくる」という体制が依然継続されています。 
 
いわば、今の時代を切り開いていく上で必要な 
「エッジが効いている」人材を育てていく体制ではないのが事実なのです。 
 
 
 
そして今後、いざシステムを変えるといっても、 
効果が見えるためには、さらに20年かかると大前さんは言っています。 
 
つまり、日本自体が大きく変革して行くことは、 
もうかなり厳しくなっているのです。 
 
 
 
 
さらに、かといって、 
「じゃあ、そういう人材は、海外から呼んでこればいいじゃん」 
という事になるかというと、 
 
特にそういう訳でもなく、 
海外の起業家や人材を、日本に招くような施策は特にありません。 
 
 
 
つまり、これからの日本全体は、 
緩やかな衰退をしていくシナリオが非常に高いと、 
大前さんはおっしゃっておられます。 
 
 
 
 
 
でも同時に、 
======= 
「だからこそ、今の時期はチャンスでもある」 
======= 
という事なのです。 
 
 
 
どういう事かというと、 
今後、日本全体の環境が大きく変わらないという事は、 
 
自分自身や、自分の会社、 
また、自分が関わるコミュニティを変革させる事に 
集中して取り組めるのです。 
 
 
 
 
なぜなら、 
仮にもし今、日本全体が大変革の最中にいた場合、 
その変革や制度に対応していく事に、多くの時間をさかないといけません。 
 
しかし、「日本」という外的環境が変わらない以上、 
自分自身を高めるプロセスに集中できるのです。 
 
 
そして、焦って何かに取り組む必要性は少なく、 
じっくりと取り組む時間がある、という事ですね。 
 
 
 
つまり、 
今の時期というのは、ある意味、 
自分自身を、じっくり高めていけるチャンスの時期だ 
という事なのです。 
 
 
 
 
逆に、外的環境がどんどん変わってきた時に、 
焦って何かをしだすのは、ある意味遅いと言って過言ではないでしょう。 
 
 
むしろ、周りの環境が変わっていない時ほど、 
自分を変える・高めるチャンスとして捉える事が、 
本当に大事だと僕自身も強く思います。 
 
 
 
 
そして、自分の「地力」を高めておけば、 
いざ、外的環境が変わったり、大きな流れがきても、 
それに、対応していける力を備えておく事が出来る訳です。 
 
 
 
 
言わば、もう僕たちは、 
「周りが何かを変えてくれる」という発想では無い時代にいます。 
 
むしろ、 
「周りが変わっていないからこそ、自分や自分たちをどんどん変えていく」 
という時代が、今なのです。 
 
 
 
 
そして、焦らなくていい、というのもポイントですよね。 
 
だからこそ、 
一過性のもので短期的に・・・と考えるよりも、 
じっくり自分を高めて地力をつける、という考え方が、 
 
今の時期に、非常にマッチした考え方だと言えるでしょう。 
 
 
 
「何も変わらない事を逆手にとって、自分を変革できる」 
 
そんな環境となっている日本は、 
実は、非常に恵まれた良い環境、という見方すらできますし、 
日本という環境を、上手く活用できる思考である事は間違いないはずです。 
 
 
 
それでは、 
何か感想などがあれば、お気軽に送ってください! 
ありがとうございました。