こんにちは、江藤です。
さて、今最もタイムリーな話題というと
やはり『イギリスのEU離脱』かと思います。
今回の「EU離脱・残留」の問題は、
特に投資家やトレーダーの中では当然ながら、前々から注目されていて
僕も発表前日から当日にかけて、各種チャートを見ていましたが、
為替チャートや株価の値動きはもはや歴史的となり、
世界市場全体が大きく混乱した結果となりました。
(ちなみに僕は、
今回は積極的なトレードは避けるようにしていたため、
資金の大きな上下は特にありませんでした。)
さて、そんな金融的な話もしたい所ではありますが、
今回はちょっと置いておいて、
別の角度から、話ができればと思っています。
まず、そもそもなんですが、
今回の『イギリスのEU離脱』のニュースを受けて、
もしかすると
「そもそもなんで、イギリスの国民は、
そんな世界経済の暴落を引き起こしかねないような
『EU離脱』という選択をしたの??」
「なんでそんなにEUを離脱したいの??」
と思われた方も、いらっしゃると思うんですよね。
そんな中、
まずはその疑問を、現地のリアルな状況から
解説してくれている良い記事があったので、ご紹介いたします^ ^/
こちらです。
===
「イギリス国民が世界恐慌を起こしてでもEU離脱を希望した理由」
===
記事を見てもらえれば分かってもらえますが、
EU加盟国は、EU域内においてはビザなしで自由に行き来でき、
さらに税金などを含めたお金を払うことなく、
移住できたり、医療施設、教育施設でのサービスを受けることができます。
なので、EU域内で、経済豊かなイギリスに
他の国から、人がどんどん集まってきたことで、
学校や医療施設などのキャパシティがオーバーし、
イギリス国民が本来受けるべくサービスを
受けられないという状況が起きているのです。
マクロ的に見ると、
EU加盟国の内、経済的に豊かでなかったり、医療レベルが整っていない国も、
イギリスで医療や教育のサービスを受けれる訳ですから、非常にメリットを感じるのですが、
しかし、実際のリアルを見たときには、
それによって、英国民の生活に大きな影響を及ぼしてしまう結果となり、
それがEU離脱が上回ったことの大きな理由の一つだと考えられます。
世界経済がどうこうというよりも、
まずは自分や自分の家族の生活を豊かにしたいし、整えたい。
この需要って、僕は当然だと思いますし、
ある意味では納得ができると思うのです。
さて、
そんな一方で、こんな記事も見つけました。
=====
離脱の意味理解せず投票?勝利後に英で検索1位
=====
これは、EU離脱が決定した後に、
英国で検索回数が多かった関連のキーワードの内、
一位が「EU離脱は何を意味する?」で、
二位が「EUって何?」
だったそうです。
僕はこの記事を見た時に、
「意味わからんと投票してたんかーい!」
と、思わず関西の血が騒ぎ、ツッコミそうになりましたが、
でも、よくよく考えてみれば、
結局、『経済』や『政治』や『金融』における
国民の関心って、全体としてはそんなもんなのだと思うんですよ。
例えば僕だって昔、
数年前などに議員選挙の投票をした時も
ほとんど何も考えずに
「親が選んでいるから」とか「何となく顔で判断」とか
そんな感じで正直選んでいた記憶しかありません。
なぜなら、それを投票したことで、
自分の生活が何か変わるという実感がないし、
自分には直接的な関係がないと思っていたからです。
さて、これらの記事から僕が言いたいことは
大きく、3つあります。
・人は、自分に関係があるものを優先的に守ろうとする
・人は、自分に関係があると思うものにしか興味を持たない
・人は、自分が理解できる知識範囲でしか、理解できない
この3点です。
ここで、3つ目の
「人は、自分が理解できる知識範囲でしか、理解できない。」
これを少し補足したいのですが、
例えば、日本での舛添知事の政治資金問題が1つ言えると思います。
正直言って、
「クレオンしんちゃん」を政治資金で購入したことは
確かに、さすがに弁解の余地がないことだと思うのですが笑、
でもそれって、たかが数千円とか、
まとめ買いとかだと、数万円の話だと思うんです。
(もちろん、このお金も税金からですから、大事には決まっていますけど)
しかし実際は、
もっと巨額の税金(億単位)が、僕たちの意図しない所で
使われていることがある訳なんですよね。
でも、
「人は、自分が理解できる知識範囲でしか、理解できない」ので、
自分のリアリティと重ねて考えることができる
「クレオンしんちゃん」について文句を言える訳です。
なぜなら、自分で理解できる範囲の話だからです。
しかし、もっと僕たちが政治や金融に詳しければ、
仮に何かを批判するとしても、
やはり内容が変わると僕は思うのです。
さて、話を戻しますと
・人は、自分に関係があるものを優先的に守ろうとする
・人は、自分に関係があると思うものにしか興味を持たない
・人は、自分が理解できる知識範囲でしか、理解できない
こちらについてですが、
僕は、これらは悪いことでも何でもなく、
正直当たり前のことだと思います。
なぜなら、
今回の「EU離脱・残留」の問題だって、
僕がトレードをしているから興味があるだけで、
多分2年前とかだと、全く興味がなかったし、
その重要性を理解していなかったと思います。
たとえニュースを見ても
「へー、そうなんだー。
それよりも今日の仕事頑張ろう!」
となっているはずです。
しかし、これを踏まえた上で、
僕たちが認識しておかないといけないのは、
やはり、今回の「EU離脱・残留」も
非常に世界的に大きな選択だったということで、
そして、この後にも、おそらく様々な選択があるということです。
例えば、アメリカの大統領選だってそうですよね。
だからこそ、
今世界が大きく変わろうとしている最中であることは
全ての人がリアリティを持って認識しておくべきだと思いますし、
1つ1つの選択を
本気で考えていかないといけないと思っています。
・・・・とは言っても、
・人は、自分に関係があるものを優先的に守ろうとする
・人は、自分に関係があると思うものにしか興味を持たない
・人は、自分が理解できる知識範囲でしか、理解できない
という性質があります。
じゃあ、どうすればいいかというと、
僕が1つ提案したいのは、
『世界金融経済について、何かしらの関係性を持つ』
ということです。
例えばなのですが、
「トレード」をビジネスとして取り組んでみることで、
いやでも世界金融経済に興味が出てくるし、知識がついてきます。
それによって、
結果的に自分と関係があるものとして、見れるようになります。
これは僕自身の経験としても、非常に大きな転換でした。
もちろん、アプローチは様々あり、
決して、「トレード」だけではありません。
例えば、
『海外投資(不動産とか)をしてみる』のも1つだと思いますし、
『輸入・輸出の物販をしてみる』のもそうです。
このように、
自分と世界経済をつなげる何かをすることで、
興味や関心・知識を持つことが出来ます。
そうなれば、決して投票後に
検索をすることなどはなくなると思いますし、
今以上に、マクロ的な視点で判断が出来るようになります。
そして、今世界が、経済や金融の視点で、
どういう流れになってきているのかがわかると、
自分の行うべきことが明確になったり、
何かビジネス的なチャンスを掴むことができるかもしれません。
だからこそ、僕は
『世界金融経済について、何かしらの関係性を持つ』
ということを、
方法は何でもいいですので、ぜひ行ってみて欲しいのです^ ^
知らない間に世界が大きく変わっていたら、
僕は、やはり嫌ですし、誰しもそうだと思うんです。
しかし、
知識がある人が、どんどん国を動かしていきますから、
後で文句を言っても、意味がありません。
実際に、今英国では、
『再投票』が叫ばれているらしいですが、
それらは基本通用しません(0.1%くらいの確率でありえますが、まーないですよね)。
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参照:英、再投票求める署名180万人超す EU離脱巡り
===
だからこそ、僕たちも大事な選択の時に、
各個人が知識を蓄えて、判断が出来るようになっておくべきだと思っています。
また、単純に、
「世界の経済や金融を勉強すること」は
今まで”モヤっと”していたことが理解できるので、結構楽しいですよ!
僕はトレードをする中で、興味を持ちましたが、
それも、人それぞれだと思います。
ぜひ、自分なりに関係性を持ってもらうことを強くお勧めします^o^//
それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました!