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夜0時の講義から気づく、ビジネスに必要な「全体論」

昨日までの3日間、

秩父のリゾートコテージにて

ビジネスキャンプ「リミットアップキャンプ」を行っていました。

 

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僕とリュウさん、そして参加メンバーさんと

2練のコテージで寝泊まりしながら、

それぞれの掲げたビジネス目標に向かってひらすら打ち込むというキャンプでした。

(とはいっても、コテージに併設されている

ターザン体験ができるアスレチックをしたり、

ゴーカートで、リアルマリオカート体験をしたりと、メリハリをつけて満喫しました!)

 

 

僕自身、こういった試みは今回が初めてだったので、

どんな感じになるのか、とても楽しみだったのですが、

いざ行ってみると、

ビジネスキャンプならではの現象や化学反応がいろいろ起こり、

僕の予想以上に、非常に興味深いキャンプとなりました。

 

 

なので今回は、せっかくなので

ビジネスキャンプの出来事を通して、

これからのビジネスに必要な思考である、

『全体論』についてお伝えしていければと思います。

 

 

 

さて、今回のキャンプは、

よくある決まったテーマで講師が喋るような合宿形式ではなく、

スケジュールも、僕たちがお伝えする内容も

逆にみんなで話し合って決めていくというスタイルでした。

 

言わば、

「決まっていない」ことが、このキャンプの特徴だったのです。

 

そして、唯一決まっていることは

「それぞれのビジネスをこの3日間で一気に加速させること」

これだけでした。

 

だからこそ、

例えば「3日間でアフィリエイトを学びましょう」とテーマが決まっていたら

アフィリエイトをしたい人しか集まらない訳ですが、

(当然これはこれは非常に価値の高いことだとは思いますが)

 

 

今回のキャンプでは、

・らーめん専門の飲食業開業・運営のコンサルをされている方
・PPCでのネット広告や、情報コンテンツの販売を行っている方
・パソコンやスマホなどのガジェットの修理の傍、週末に焼き鳥屋さんを開いている方
・フィルム・コミッション(地域活性等のために映画を誘致したりすること)を

 映画業界のスタンダードへと導き、現在はコピーライターとして活動している方

 

・・・と、このように、

業界やビジネス進度も違う、そして目指している方向性も違う

本当に様々なメンバーさんに集まっていただけたのです。

 

 

これによって、どういうことが起こるかというと、

例えば、それぞれの業界などでは常識となっていることが

別の業界ではとても新鮮なものだったり、

普段のビジネスや日常では、絶対にお会いしないような関係性だからこそ、

自分とは異なった価値観や思考を知ることが出来たりなど

 

話し合いや、フィードバックを通して、

今まで「自分」という1つのフォルターから考えていたビジネスに

僕たちやキャンプメンバーさんのいくつものフィルターが加わることで、

自分では思いつかなかったアイデアや、

取り組むビジネスの方向性を見出すことが出来る『場』が形成されたのです。

 

 

つまり、今まで、

自分という「枠」で考えていたビジネスが

キャンプメンバーのコミュニティという

一段広い「枠」から生まれるビジネスになっていったイメージです。

 

 

もちろん、実際にビジネスをするのは自分自身なわけですが、

言わばコミュニティ全体が

「1人の大きな人間」のようになってビジネスをつくりだし、

自分自身は、そのビジネスの心臓部であるだけ、

という感じになるのです。

 

 

自分1人でビジネスをしていると、

自分という人間から生み出させる範囲でしかビジネスはできませんが、

 

今回のように、

様々なメンバーさんでコミュニティをつくり、

そしてフィードバックをしあうことで、

コミュニティ全体の一体感が「大きな人間」のようになり、

その「大きな人間」から生み出させるビジネスの幅や深さは、

1人では到底無理だった、より大きなものや新しい視点のビジネスになっていくのです。

 

 

このように考えれば、

「コミュニティをつくることは、大きな1人の人間をつくるようなもの」

これに等しいんだな、と今回ビジネスキャンプをして実感しました。

つまり、「全は一」の考えです。

 

 

 

そんな中、ここがポイントでもあるのですが、

今回のビジネスキャンプのコミュニティは

確かに、僕とリュウさんがきっかけで生まれたものではあります。

 

しかし、コミュニティをつくった人が誰であるかというのは

実は、あまり関係なくて、

コミュニティの心臓部というのは、

メンバーそれぞれの主観で、

「自分が心臓部だ」と各々が自由に捉えることができるのです。

 

つまり、心臓部となるメンバーさん1人1人の1言とか1提案は、

コミュニティ自体が、ものすごく変化していく

影響力を持っているということなのです。

これは「一は全」の考えに当たります。

 

 

例えば、今回のビジネスキャンプを事例に説明しますね。

 

一般的な合宿って、

1日目の何時から何時まではこれをやって、

何時まで作業をして、何時に就寝いましょう。

2日目は何時に起きて、・・・という感じで、

スケジュールが決まっているものがほとんどです。

 

 

もちろん、決まっているのにもよさはありますが、
今回のビジネスキャンプでは、

スケジュールをほぼ全く決めていませんでした。

つまり、

スケジュールは、メンバーのみんなで決めることができます。

 

これって、メンバーそれぞれが、

ビジネスキャンプのコミュニティの心臓部であることを意味するわけです。

これによって、実際どんなことが起こったか? というと、

例えば、こんな出来事がありました。

 

キャンプ2日目の夜0:00頃、

「明日もあるし、そろそろ寝ようかな、、」と僕が思っていると、

ガラガラガラ、と扉の開く音がしたんです。

 

振り返ってみると、参加メンバーさんの1人の方が

「Facebook広告について、ちょっと教えてほしいんですけど・・」

という形で相談をしに来てくれました。

 

もちろんお伝えしたい気持ちは山々なのですが、

もう僕は布団に半分体を入れた状態だったので笑、

「全然OKですけど、明日の朝とかにしません?www」

と提案したのですが、

その提案はものの3秒で撤回されることになります。

 

 

なぜなら同時に、さらに数人のメンバーさんが、

「これからFacebookの広告の講義があるんですよね!!」

って感じで、完全に今からやる雰囲気になっていたからです笑。

 

 

 

どうやら、一部のメンバーさんで

「Facebook広告について教えてもらおう」

ということを

僕のいるコテージとは別のコテージで話し合い、

ほぼ決定事項にしたみたいだったのです笑。

 

「あっ、これはもうやるしかないな・・ 

 よし! それでは行います!!!」
ということで、僕は布団から起き上がり、

夜0時からFacebook広告のワークショップが始まりました。

 

 

結果的に、

全員にFacebook広告の技術的なところから、コツまでを理解してもらい、

非常に有意義な時間になったと思います。

「Facebook広告の講義」は決して僕の意見ではなく、

メンバーさん1人がきっかけとなった提案によって、

キャンプ自体が大きく前進しました。

 

 

つまり、1人の影響力が、

コミュニティ全体に影響を及ぼしたことになる訳です。

これがコミュニティの心臓部になる感覚です。

 

僕はこの出来事が、

今回のキャンプ全体の雰囲気や、

そして、全員が心臓部になれるというコミュニティの形が

非常に現れたものだったのではないかと思います。

 

 

 

大前提しては、

参加者は、「受講者」ではなく、

フラットな関係性である「コミュニティメンバー」な訳です。

 

だからこそ、今回のような

いつでも自分は心臓部となっていける「場づくり」によって、

参加メンバーさんは受け身でははなく、

『このコミュニティをよりよくするためには、どうすればいいか?』

という視点に意識的にしろ、無意識にしろ、なっていくのです。

 

 

キャンプでは、他にも

「セールスレターの構成とコピー技術を教えてほしい人は数人いるけど、

 一部の人は、自分のビジネス作業を優先したいと思っている雰囲気なので、

 こっちのコテージでは僕が講義するので、

 もう1つのコテージは、自由な作業スペースにします。

 どちらか好きなコテージで、ビジネスに取り組んでください!」

ということも行ったりもしました。

 

これも、僕一人で決めたのではなく、
メンバーさん全員と対話していく中で、

じゃあこのような形にしたら、みんなが最適な形でビジネスを前進させられるよね。

という提案になっていったのです。

 

 

どんなビジネス分野、業界においても、

企画をしたり、集客・運営をする場面はあるかと思います。

 

 

その時に、

「企画メンバー全体で、大きな1人の人間をつくっていこう」

という意識を持つことで、より一体感が生まれやすくなります。

僕はこの意識が、これからのビジネスに必要な

「全体を一と捉える」そして「一は全体に影響を与える」

いわゆる「全は一、一は全」=「全体論」の思考だと思っているのです。

 

 

という訳で、

今回は、ビジネスキャンプでの出来事から

ビジネスに必要な「全体論」についてシェアしました。

 

それでは、ありがとうございました!

 

 

p.s.

 

ビジネスキャンプは

参加メンバーさんからも

「次やるときはまた参加したいです!」

「LUCを参考に、連帯感を強めたり、切磋琢磨しあう環境を作りたいと思います。」

「是非是非、これからも定期的にキャンプを開催されますことを願っています。」

と、好評だったのですが、

次回はまだ全くの未定で、やるかも分かりません笑

 

もし仮に行うとしたら、

せっかくなのでよりパワーアップして

ユニークな企画になれば、と思います。

 

 

また、今回は結構男性ノリな企画だったため、

想定どおり女性の方がいなかったのですが笑

次回は、女性の方にも

気軽に参加してもらえるような場にできればと思っています^ ^