前回から「継続」をテーマに、
ビジネスを含め、
物事を「継続」する上で効果的な意識
についてお伝えしています。
前回は、1つ目の
「1、周りと比較しない」
について、お話しさせていただきました。
簡単にまとめると、
ビジネスや、
その他のあらゆる取り組みにおいて、
誰かと比較するというスタイルを
常に『ベース』にしてしまっていると
ずっと誰かと比較しつづけることになり、
また、比較から目標を常に生むことになります。
そうなってくると、
自分のスタイルを超えた無理をしてしまいがちになり、
それが結果的に継続できない原因を
生んでしまうことが多々起こってくるのです。
そもそも
ビジネスやその他の活動において
継続させたい時には、
短距離走を繰り返すよりも、
長距離走でじわじわ発展させていく方が、
結果的に、長い距離を走れます。
だからこそ、
「目標は比較から生み出すのではなく、自分のペースから生み出す」
ということを自分の意識のベースにしておくことで、
自分の方向性(スタイル)や信念に基づく形で
目指すべきものが確立してくるし、
それが結果的に”継続”を生むのです。
・・・・と、こういった内容をお伝えしました。
それでは、今回は、
物事を「継続」する上で効果的な意識の
もう1つの重要なポイントについて、
お話ししていきたいと思います^ ^
引き続き、お楽しみください。
それでは、参りましょう!
2、常にエネルギーを余らせておく
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さて、それでは2つ目の意識を最初にお伝えすると、
ずばり「常にエネルギーを余らせておく」というものです。
もしかしたら、こんなことを言うと、
「いやいや! 常に全力で取り組めよ!
それは自分に甘い証拠なんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
もちろん、前回のメールでも言った通り、
常にベストな毎日を送り、
ベストな時間管理をし、
ベストなコンディションで、
ビジネスにおけるベストな売り上げを常に上げ続ける。
これが出来るのなら、それに越したことはないし、
出来る人はやってもらったらいいと思うんです。
しかし、「短期的ベスト」を繰り返しながら、
同時に、「長期的ベスト」を尽くすことは、
まあよほどタフじゃないと困難だと僕は思っています。
イメージとしては”常に全力疾走”って感じです。
しかし、常に全力疾走って
普通に考えてできないですよね?
イメージとしては、
全力である程度走って、しかし疲れて立ち止まって休憩し、
また全力で走る・・・ という繰り返しになります。
こうなると、
そもそも周りの景色が見えなくなるので、
余裕がなくなってくるし、
頑張っているようで、
実はあまり距離としては進んでいないという状況になります。
これは、短期的なエネルギー切れが
そのような状況を引き起こしていることになるのです。
だからこそ、僕のオススメは
「短期的ベスト」は優先せずに、
「長期的ベスト」を最優先にするという意識です。
つまり、エネルギーを使い切らず、
ちょっと余裕を持っておきながら、
長期的なベストを目指すのです。
イメージとしては、
デフォルトはランニングくらいのペースで、
景色を見ながら走っているイメージです。
その状態をつくっておくと、
もし予期せぬ事態が起こった時にも
的確な対応が出来たり、
途中でちょっとした方向転換ができたり、
勝負時など、ペースを上げないといけない場面に、
うまい具合にペースを上げることができます。
これは例えば、ビジネスの場合だと、
短期的に最大の売り上げを狙おうとするよりも、
長期的に売り上げを伸ばしていく意識で、
ビジネス全体の発展を考えていくスタイルにあたります。
お客さんの状況を
常に見れるような余裕を持っておきながら、
プロモーションなど、ここぞという時に、
蓄えていたエネルギーを活用するという感じです。
しかし、この時にも
全てのエネルギーを使い切るのではなく
ちょっと残しておくというのがポイントだったりします。
どういうことかというと、
1つの具体例を挙げて説明しますね。
例えば、
1回のプロモーションにおいて、
短期的にエネルギーを使い切って、
売り上げを最大化しようとすると、
「もうこの商品を買わないとあなたの未来はありません」
みたいなスタイルでセールスをしたり、
最終日に「あと〜〜時間です」みたいなメールを繰り返して
セールスをしたり、
こういった行動を起こせば、
短期的な売り上げの最大化は確かに実現は出来ます。
しかし、それで短期的に売上を上げたとしても、
その商品を買わなかった人は未来がない
などと言っているわけですから笑
買わなかった人は、
その後に、その人のメールを読む理由がなくなってしまいます。
こんなことをしていると、
たった1つの商品を売るだけなのに、
多くの人の未来を否定してしまうことになるし、
(当然、商品を購入いただくことで、
その人の未来がより発展するように全力で取り組む訳ですが、
実際、1つの商品を買わないだけで、その人の未来を否定する理由なんてありません。)
そして、自分自身においても、
ビジネスの長期的な発展は難しくなります。
つまり、
お互いがエネルギーを消費して、損をするのです。
だからこそ、
1つの商品に、エネルギーを全て使うのなら、
少し余裕を持っておく、くらいの方が、
長期的なビジネスを展開することが出来る訳です。
また、これはランニングにおいても一緒です。
例えば僕は、
現在ランニングを2日に1度くらいのペースで行っていますが、
基本、毎日は行わないようにしています。
これはなぜかというと、
「毎日ランニングをする」と決めてしまうと、
ランニングが出来なかった日=よくない日
みたいな定義が潜在意識の中に生まれてしまうからです。
それによって、ランニングが義務化されてしまい、
日々のランニングの中で、
自分の中にあるエネルギーを使いすぎてしまって
そして、だんだんエネルギー切れになり苦しくなって、
やめてしまうというリスクが目に見えてしまうのです。
また例えば、雨の日には走れないので、
「毎日ランニング」と設定すると、
雨の日というだけで気持ちが落ち込み
その日の、自分の中の気持ちが下がってしまいます。
なので、2日に1回くらいに設定しておくと、
雨の日でも「別に今日は無理に走らなくていいや」
と余裕を持った判断ができるようになるし、
常に、エネルギーに余裕を持ちながらランニングを継続できるのです。
また、1回のランニングにおいても、
あまり長すぎる距離を走らないようにあえてしていて、
「もうちょっと走れるかな」というくらいで、あえて走るのをやめます。
そうやって、また走りたいと思うような状態をつくり、
エネルギーを使いきらないようにしているのです。
こういった
「エネルギーを使い切らず、常に余らせておく」
という意識を持つことで、
文字通り、無理なく継続することが出来るようになったと実感しているし、
さらに、継続しつつ、発展させていくことが出来ると感じています。
これは、ビジネスでもランニングでも
他の取り組みにおいても、おそらく一緒だと思います。
何か新しいことを始める時って、
最初はモチベーションが高いので、
ついつい短期的にエネルギーを使いすぎてしまいがちなのですが、
何かを継続したいからこそ、
返って、エネルギーを使いすぎない勇気をもつというのが、
僕は非常に大切な意識だと感じています。
ということで、2回のメールに渡って、
物事を「継続」する上で効果的な意識として、
・周りと比較しない
・常にエネルギーを余らせておく
こちらの2つについてお伝えしました。
どちらもイメージとしては
短距離走を繰り返すのではなく、
長距離走だと捉えて、最終的に長い距離を走ることを目指す。
という意識です。
ぜひ、ビジネスや、他の何かを
継続する上で、参考にしてみていただければと思います。
それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました!