いかなるときも全力で頑張れば
チャンスをつかむことができる。
これを最近感じています。
時間の流れははやいもので、
劇団公演まであと4日となりました。
4日後には、
スタジオアルタの舞台に立っているんだなーと思うとドキドキです。
(まあ自分でその場をつくったのですが笑)
公演名は「プロモーターズ〜セカンドチャンス〜」というもので、
脚本は、最近上映された映画「想いのこし」(広末涼子さんや岡田将生さん出演)
の原作を書かれた岡本貴也さんが担当してくれています。
最初は、凄くシンプルで分かりやすい劇だと思っていたのですが、
台本を読めば読むほど、深みがあって、
登場人物や登場する会社名などの1つ1つの言葉にも意味が込められていて、
「神は細部に宿る」ってまさにこういうことなんだなーと感じています。
例えば、今回の主人公は
「オフィス・セラビィ」というプロモーション会社の社員なのですが、
僕がセラビィのロゴマークをつくることになったときに、
「『セラビィ』ってどういう意味なのかな?」と思い、調べてみたんですよね。
そうすると、フランス語で「人生」という意味だということが分かりました。
プロモーションをするということは他人の人生を背負う仕事をするということで、
今回の公演でもそこが凄く重要なシーンにつながるのですが、
「セラビィ」という社名にも、
『人生』という意味が込められていることに凄く感銘を受けました。
俳優は、演技をする際に、
まず台本を読解していく作業があるのですが、
人によって、どこまで深く読解できるのかが、俳優のレベルにつながるそうです。
これは、ビジネスでコピーライティングを書いたり、
人のコピーを読解する場面でも同じことがいえるよなーと思った次第です。
さて、今回の公演のテーマはずばり「セカンドチャンス」で、
あきらめなければ、チャンスはくる、というメッセージが公演に込められています。
それを僕自身、すごく実感した出来事が最近ありました。
僕は今回の公演で2つの役をいただき、稽古にはげんでいました。
(運営もしながら、演者としても出演してるので、ちょっと特殊ですね。)
そんな中、ラストシーンで「MAC」という芸人が出てくるシーンがあるのですが、
本来はそのMAC役を、特別ゲストとして、本物の芸人さんに演じてもらう予定でした。
しかし、稽古中は、その芸人さんはいないので、
代役として、僕ともう1名の劇団員とで出演し、稽古をすることになりました。
代役といっても、場の流れを読み取って、しっかりと演技はしないといけません。
だからこの時、例え代役でも全力で行おうと思ったんですね。(まあ当たり前なんですが)
そして、MACは10秒くらいのショート漫才をするシーンがあるので、
そのネタも考えて、劇団員と2人で代役として必至に努めました。
すると、それが予想以上に面白かったらしく、
「いーじゃん、もう本役として出演した方がいいよ!」ということになり、
MAC役を急遽、僕ともう1人の劇団員とで正式に役として出演することになったのです。
オーディションを受けても出演すら出来ない人もいるなかで、
公演で1つ役をもらえるというのは、かなり光栄なことです。
また、稽古中に役がもらえるというのは異例です。
つまり、代役という機会を活用し、チャンスをつかんだと言えるのです。
どんな場面においても、その場を全力で頑張れば
チャンスをつかむことができるんだなーとすごく実感した瞬間でした。
『人生すべてが舞台』。
例えどんな役を与えられたとしても、
どんな役を選んだとしても、全力で演じるべきなのです。
そして、ほしい役があったら、つかみとればいいのです。
そんなことを感じさせてくれた今回の劇団公演には、
約700万円くらいを投資して運営しているのですが、
それを支払っても十分におつりがくるような学びを得ていると感じています。
ランニングをはじめたときも、同じ感覚でしたが、
自分とは異世界のものに触れた時の学びというのはとてつもなく大きいものでした。
p.s.
公演が終わったら、
3月にはフルマラソンが控えているし、思いっきりランニングするぞー!
また、パズルも2月からハイスピード進行していきたいと思います。
僕の人生という舞台は公演が終わっても、まだまだ続きます。