前回の記事では、『ポケモンGO』を題材とし、
ビジネスの新たな可能性などについてご紹介しました。
その後、無事日本でリリースがされまして、
各国同様、ブームとなっているようですね。
(ようですね、というのは
僕が国外にいるため自分の目で確認していないから)
ちなみに、僕も一応ダウンロードしてみましたが、
今僕がいるマレーシアでは、ポケモンが全くいないので
そもそもプレイができません笑
さて、こういった社会現象を巻き起すようなゲームは
必ず賛否両論が生まれる訳で、
(社会現象になっているだけで凄いと僕は思います)
様々なメディアやSNSを通して
色々な人が色々な事を言っていると思います。
例えば、最近のニュースとしては、
先日、世田谷公園にて
ポケモンGOユーザーのゴミのポイ捨てがひどかったらしく
1つ、ポケモンGO批判の材料となっていました。
あとは、
スマホを歩きながらプレイすることによって
引き起こってしまった事故(これはなるべく避けたいですね)
さらに、ポケモンGOは、
実は機関の情報収集に使われていて、今すぐアプリを削除してください!
みたいな、話題すらありました。
(個人の情報収集なんて今に始まった事ではないと僕は思いますけど)
で、ですね。
これを踏まえて、僕が今回言いたいのは、
例えば、これらのニュースなどを見た時に、
一部の人のみではありますが、
「やっぱりポケモンGOは広まらない方がいいんだ!」
「ポケモンGOは今すぐやめるべき!」
「ポケモンGOは悪だ!」
「ポケモンGOをしている人は愚の極みだ!」
みたいに、
限定的な情報のみを受動的に捉え、
反射的に偏った批判をしてしまう事についてです。
もちろん、様々な情報収集のもと、
自身で繰り返し思考し、
そのような結論となっているなら別です。
しかし僕は、こういった
1つの記事・メディア・投稿・情報に左右され、
一方向の意見に極度に偏ってしまうのは、
非常にもったいない事だな、と思うのです。
・・・とは言いましても、
そもそも僕のメルマガ読者さんには、
そういう方は少ないと思うのです。
なぜなら、僕の読者さんは、
おそらく殆どの方が、
ビジネスを志している方であることは間違いないからです。
少なくとも、
自分の人生は、自分で創り上げるものだと思っていて、
自分の力で収入を得て、お金を稼ぐ意志と覚悟があって、
自分の舵取りに、様々な人を巻き込んでいて、
自分の思考や判断に、誇りと責任を持って生きているなら、
そんな簡単に、
1つのメディア情報を受動的に捉え、
それによって翻弄されたりはしないはずだからです。
繰り返しになりますが、
決して「ポケモンGO批判」に対して言っているのではなく、
(個人が何を思うのかは自由だからです)
1つのメディア情報や、1視点の情報だけで、
自分の思考が左右されて偏ってしまう事について
僕はもったいないから辞めたほうがいいと今回言いたいのです。
例えば、世田谷公園での
ポケモンGOユーザーによるゴミのポイ捨て問題を事例に
もう少し深めていきたいと思います。
このニュースを、
一方的に受け取った時に、
「これからポケモンGOによって街中がゴミだらけになっていくのかー
ポケモンGOなんて、早くなくなればいいのに。」
などと、一部の方は思うはずです。
しかし、ポケモンGOによって、
本当に街にゴミがどんどん増えるのでしょうか??
ということで、ちょっと調べてみると、
実は、海外(アメリカを始め)ではすでに、
ポケモンGOを使って、街を歩きながら、
ゴミ拾い(清掃活動)を行う組織が複数立ち上がっているという記事を発見しました。
なぜゴミ拾いをするようになったかというと、
ポケモンを探すために、スマホ上で改めて現実世界を見たときに、
そららの場所に映るゴミをみて触発された、ということのようです。
確かに、ポケモン探しをするなかで、
いつも以上に地面などの注目する場面はありそうですよね^ ^
街の公園や海辺など、様々な場所のゴミを拾いながら、
その中でポケモンを捕まえるという活動のようです。
また、その活動が紹介された記事では
「ポケモンGOは、海外ユーザーに、マナーまで教えるゲームだ」
「ポケモンGOが世界を変える!」
と賞賛され、記載されていました。
つまり、ニュースの内容としては逆なんですよね。
すなわち、ピックアップしている材料の違いだけで
情報による印象なんて簡単に変えることができてしまうのです。
さらに、今回のような、海外と日本の2つの状況を比較し、
「日本人はマナーが悪い」
みたいな記事だって書くことができるかもしれませんし
実際にそういう記事もありました。
でもそれだって、果たして定かではないと僕は思うし、
正直、浅はかだよなと思ってしまいます。
なので仮に、1つの情報だけで何かを判断したり、
極端に意見を曲げる人がいる場合は、
ちょっとまずは立ち止まって考えてほしいのです。
1つの情報で簡単に自分の思考が変わるのは
やはり受動的としか言いようがありません。
それでは、
ただ周りに流されて生きているだけ
となってしまうため、もったいないということです。
だからこそ、
・1つの情報だけによって、自分の感情や思考を安易に左右されない
・少なくとも複数の情報に基づき、多角的な視点から思考する
ということを僕はまず提案したいと思います。
・・・・とは言っても
世田谷公園のゴミのポイ捨ては事実上起こっていることで、
これは、やはりいけないことですし、
今後、このような場所が増えていかないように、回避したいですよね。
特に、ポケモンというブランドが関わっている以上、ここは結構デリケートで、
こういった情報によって、世界で支持されているポケモンブランドが低下してしまっては
やはりもったいないと思います。
(本当は各ユーザーが、「自分自身がポケモンブランドを支えている」
という感覚を持つのがベストですが、それは事実上理想論に近いので、
まずは現実的な解決から、少しずつ波及されていく流れだと考えられます。)
で、
こういうマイナス要素のある情報を得た場合、
マイナス情報を得る
→ 批判する
と横流しになるのは、やはり受動的な姿勢だと思います。
だからこそ、
これに1つ提案したいのは、
マイナス情報を得る
→ これを「プラス」または「プラマイ0」にするにはどうすればいいかを考えてみる
という思考習慣を取り入れてみると、
非常に能動的に、主体的に、前向きになってくるということです。
今回の場合は、
・ポイ捨てをされないような工夫をする
・逆にポケモンGOでゴミが減るような施策をする
などが考えられそうです。
具体的には、
前述した海外の事例のように
・ポケモンGOをしながら、ゴミ拾いをする取り組みをする
とかもよさそうです。
もっと、制度的な改善だと
・ゴミ拾いイベントに参加すると、普段はゲットできないポケモンが貰える
・地域活性化イベントに参加すると、本来は課金アイテムであるのものが無料で貰える
などができそうです。
そもそも、これだけポケモンGOによって、各地を出歩く人が増え、
ポケモンが世界全体の共通認識化している事実は、ものすごくチャンスで、
前回のメルマガでもお伝えしたとおり、
ポケモンGOを材料に、いろいろな取り組みができるはずだと思います。
僕は、今回のポケモンGOは、仕組み自体は素晴らしいと思います。
着眼点、技術力、ブランド力から、現段階では誰にも真似できません。
だからこそ、
ただポケモンを捕まえるだけで終わるゲームだともったいなくて
すぐに飽きられてしまうこともあると思います。
なので、
いろいろな社会問題とか、その他社会貢献活動、
また、ローカルビジネスの発展などを促進する
いわゆる『触媒』としての立ち位置になっていけば、
ものすごく可能性があると思っています。
これは、ポケモンGOの制度上で変わればベストですが、
今の段階でも個人個人で行うことはできそうです。
(理想と現実というものがあって、
理想をずっと言っていても発展しないことが多いので、
まずは現実的施策から行っていくべきだと思うのです。)
このように、
マイナス情報を得る
→ 批判する
だけだと、
なんの発展性もなく、意味がほぼない行為になります。
しかし、
マイナス情報を得る
→ これを「プラス」または「プラマイ0」にするにはどうすればいいかを考えてみる
と、そこには発展性と可能性と、新しいアイデアにつながります。
そして、それらを考える過程で、
もしかしたらポケモンGOに限らず、
自分自身のビジネスへのヒントを得られるかもしれません。
例えば、
「なるほど、付加価値をつけるってこういう事なのか?」とか
「触媒という立ち位置になれば、いろいろなものをくっつけることができるんだなー」とか
学びへと変わり、自分自身の成長にもなります。
決して、ポケモンGOに関する活動を
全員にしてほしいなどと言っているのではなく、
そのように考えていく事で、
自分や社会のさらなる発展へと向かえるはずである、
と言いたいのです。
最後に、もう1事例だけ見てみましょう。
・米国で「ポケモンGO」が1週間でダウンロード数減少
このニュースを、だた横流し批判するだけだと
「ほれみろ、ポケモンGOなんて一時的なブームなんだよ」
と思って終わりです。
発展性ゼロ、
自分の自尊心を高める自己満足の行為で終わりです。
これを例えば、
「じゃあ、もっとポケモンGOを長期的な動きにしていくには何ができるか」
と考えてみるのです。
いわば、自分がポケモンGOのコンサルタントになったと仮定して
考えてみる、というイメージです。
このように考えると、
おそらく自分のビジネスのヒントが得られたり、
これから起業独立したい方は、その糸口が見つかることだってあるでしょう。
先ほども言いましたが、
ポケモンGOの事を考えることは、
なにもポケモンGOの中で終始しなくたっていい訳なのです。
ということで、
今回はもしかすると、少しきつい表現もあったかもしれませんが、
本当に、ものすごく重要なことだと僕は思っているので、
今回のテーマとさせていただきました。
今回の内容は、
ポケモンGOを批判することがいけない
といっているのではありません。
そうではなく、
情報に対して、ただ受動的であるステージから
次のステージへ皆が行けば
もっと自分自身や社会全体の発展につながる
とお伝えしたいということです。
もっと社会がよりよい方向に向かうために、
自分自身の発展と成長をより促進させるうえで、
ぜひ、今以上にお考えていただけると非常に嬉しいです^ ^
それでは、ありがとうございました。