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ユニクロって、Web広告におけるセンスが凄いと思う。

ユニクロは僕のとっても好きな企業の一つです。

もちろん、服も好きでよく買いにいくけど、
それ以上に好きなのが、ユニクロのブランディングとデザインにおけるセンスの良さ。
ブランディングを手がけているのが、僕が尊敬するアートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。
屈折がなく、企業のよさをストレートに伝えていると感じるブランディングがとっても好きです。
本も出版されており、デザイナー以外の方にも本当におすすめ。

佐藤可士和さんのことは別の機会に書く事にして、
今回はユニクロのWeb広告に注目して、紹介したいと思う。


UNIQLOCK

ウェブ広告として、世界から注目されているのが「UNIQLOCK」。
http://www.uniqlo.jp/uniqlock/(音楽が流れます。)

ブログパーツとして貼ることもできる。

時報のリズムに合わせ、ユニクロの服を着た女の子たちが無表情で踊り続ける――。ファーストリテイリングのウェブ広告「UNIQLOCK(ユニクロック)」は今年、「カンヌ国際広告祭」など世界の3大広告祭すべてのインターネット部門でグランプリを勝ち取った。2007年6月のオープンからこれまでのページビューは212カ国合計1億3000万を超える。
「いつまでも見てしまうでしょう。あの“麻薬性”はすごい」。業界関係者が手放しで評価するUNIQLOCKの魅力は、つい見続けてしまう質の高い映像と、ブログパーツを使ってユーザーが発信者となる仕掛けの組み合わせにある。ブログパーツ自体は珍しいものではないが、日本だけでなく韓国や米国、欧州、ブラジルまで85カ国に住む3万4000人以上が自分のブログにUNIQLOCKのブログパーツを貼った。

 メーンサイト(http://www.uniqlo.jp/uniqlock/)では、女の子がダンスを踊る5秒間の実写映像と現在の時間を示す5秒間のアニメーションを交互に繰り返し流す。映像クリエイターや振付師らと協力して「本気で撮影した」(勝部氏)という100パターン以上のダンス映像をそろえた。ユーザーは毎回ランダムに切り替わる映像を見ることになる。

(2008/7/23 日経電子版より引用)

時報の音楽は、FTM(Fantastic Plastic Machine)が担当しているのもかっこいいですね。
時間の流れをこれほどユニークに表現できることに、感動します。


UNIQLO CALENDAR

http://www.uniqlo.com/calendar/(音楽がながれます)


こちらもブログパーツとして楽しめます。

ユニクロが2009年より展開してきた新感覚カレンダー「UNIQLO CALENDAR」が、ついに最終回を迎えた。これまでの総視聴回数は全世界で5億4,900万回以上。2月に公開されたファイナルでは日本全国140都市を網羅し、計328カ所で撮影されたミニチュア風の映像539カット以上を収めたコンプリート完結版となっている。
「UNIQLO CALENDAR」は、日本の四季の映像、音楽、ユニクロの商品画像が融合した新感覚のエンタテイメント型カレンダーとして2009年6月にスタートしたグローバルキャンペーンサイト。画面上で日本各地の四季の映像が次々と表示され、カレンダーと登録地域の天気情報を把握できるツールとしてのサイト、ブログパーツ、スクリーンセーバー、グリーティングカードとして楽しめる。公開から2年弱で、総視聴回数は5億4,900万回に到達し、2010年3月に配信が開始された「UNIQLO CALENDAR」iPhone版アプリは約10ヶ月間で47万6,500、同年6月に配信されたiPad版アプリは約6ヵ月間で23万4,800ダウンロードを突破。2010年にはカンヌ国際広告祭 (通称:カンヌライオン)のサイバー部門においてゴールドを受賞し、UNIQLOCK(ユニクロック)と並ぶ人気コンテンツだ。
(Fashionsnap.com Newsより引用 )

日本の四季を楽しむことが出来るのが特徴。
こちらも、音楽はFTMです。


UNIQLO WAKE UP

http://www.uniqlo.com/wakeup/jp/pc/

心地よい音楽とともに、目を覚ます事のできる、「UNIQLO WAKE UP」。
今日の日にちと天気を教えてくれる。天気によって音楽が変化する。
iPhoneとAndroidアプリもあるので、新しい目覚めの体験をしたい方にはおすすめだ。

音楽は、アニメ「マクロス」「攻殻機動隊」や、梅ちゃん先生主題歌「さかさまの空」の作曲など、
様々な音楽シーンで大活躍の、菅野よう子さん。
僕も好きな作曲家さんです。


時間を見たり、今日の日にちをチェックしたり、朝の目覚ましなど、
だれでも習慣として行っている普遍的なことを、新しく表現していることが素晴らしいと思う。

「服」という分野を越えても、ぶれずに、ユニクロが魅力的でありつづけるのは、
しっかりとブランディングがされているからに違いない。

やっぱり僕はユニクロが好きだ!


ユニクロのブランディングを手がけておられる、佐藤可士和さんの本がおすすめです。
物事を本質を見極めて、整理する考え方が僕は大好きです。