僕は基本的に、「仕事」と「遊び(プライベート)」を意識して区別していない。
毎日が「仕事」とも言えるし、毎日が「遊び」なのかもしれない。
今年2012年のはじめに起業し、自分で仕事をしていると、そのような区別が
そもそもなくなってしまったような感じだ。
同じ年の友達は、今年大学を卒業後、会社に就職し日々忙しそうに働いている。
一方僕は就活をせず、自分で仕事を行っている。
そんな状況の中、「働く」ということについて考えていたときに出会った本だ。
家入一真さんの著書「もっと自由に働きたい」。
家入さんは、HP制作を仕事で行う上で僕が頻繁に使用しているサービス「ロリポップ」の生みの親。本当に家入さんのサービスのおかげで、大変助かっている次第だ。
「働く」をテーマに自身の経験を交えながら書かれた本は、とても共感できる内容が多かった。
その中で、特に印象深かった部分がある。
逃げていい
「逃げる」という選択肢を1つ自分の中に持っているだけで、もっと自由に生きていける。
逃げることは実は、自分のいきたい方向に進む第一歩だから。
「逃げる」という言葉を前向きに書かれていることに、衝撃を受けた。
僕も、そもそもずっと逃げてきている。
僕は、高校と大学は立命館大学で、エスカレーターで進学できたし、高校受験も推薦で入ったので、
生まれて一度も受験の苦しさを経験していない。とてもぬくぬくと育ってきている。
高校はバスケ部で、強いチームだったため、3年生でもレギュラーにはなれず、ベンチを温めていた。
スタメンに入ると、責任やプレッシャーも大きかっただろう。
スキルが追いつかないことも理由の一つだが、そんなプレッシャーなどから、逃げていたと思う。
大学1年生では大学の環境になじめず、3ヶ月ほど不登校の日々を過ごした。
そして、就活はせずに、自分で仕事を決める事の出来る起業という道を選んだ。
思い返せば、結構な逃げっぷりだと思うが、逃げてたどりついた今の自分が僕は結構好きだ。
そしてこれからも「前向きな逃げ道」を選んでいきたい。
「逃げる」という言葉を前向きにかえてくれたこの本には多いに感謝したい。
家入さんのもう1つの著書「こんな僕でも社長になれた」もとってもおすすめ。
こちらは、家入さんの幼いころから現在に至るまでが詳しく書かれている。
どちらも電子書籍で読む事もできます。
電子書籍ストア – honto
ぜひ読んでいただけると嬉しいです。