情報発信と価値の話シリーズ 2、「情報が価値になる」時代 → 今回はここです。 |
こんにちは、江藤です。
前回(こちらの記事)は、「価値をつくる技術」と「高める技術」
についてお伝えしました。
『言葉』には
価値をつくる力・高める力がある、という話だったかと思います。
なので、同じサービス・同じ商品でも「どう伝えるか?」によって、
見込み客が感じる価値の大きさが変化するのです。
「伝え方」によって、また「言葉の選び方」によって
「価値」そのものの大きさが変わってしまう。
これって、改めて思うと、物凄いことです。
なぜそんなことが出来るかというと、
本来、『価値』というものは非常に主観的なものだからです。
価格の相場というものは確かにあります。
しかし、最終的な価値の感じ方は、
完全に主観であり、また感情的なものなのです。
例えば、あるアニメオタクの人が感じる、
アニメのフィギュアの価値は、数万円だったとしても、
そのアニメを知らない人からすると、
数百円の価値しか感じなかったりします。
じゃあ、なぜアニメオタクの人は、
フィギュアを数万円の価値だと思うかというと、
そのフィギュアの背景にある情報をたくさん持っているからです。
例えば、そのアニメキャラクターの性格などを知っていて、
もしかしたら、恋に落ちているのかもしれません。
(そうなれば、数十万円でも払うほどの価値に引き上がっているかもですね笑)
一方で、アニメ自体のストーリーに感動しているのかもしれません。
つまり、ストーリーが価値を高めているわけです。
このように、
提供する商品やサービスは、そのものの価値に加えて、
背景にある『情報』を知っているかどうかで、
その人が感じる価値は高まります。
その『情報』というのは、
例えば、「ストーリー」「ブランド」「作り手」「利用者の声や事例」「将来性」
などなど、様々あります。
ちなみに「将来性」というのは、
「自分は、このサービスを通して、こういった社会を実現したい!」
「このサービスを通して、こういう人を増やしていきたい!」
という、その商品やサービスを通して実現したい理想の世界の事です。
こういう「将来性」を感じることで、
「今はこれくらいの価値しかないかもしれないが、
この商品やサービス、また作り手の未来を考えると、価値は倍増するな」
なんてこともあるでしょう。
こういった、将来の価値の大きさに期待して、
アクションを起こすのが、例えば『投資』ですね。
ちょっと話は脱線しましたが
こんな感じで、
今の時代は、商品やサービスそのものがポンとあるだけでは、
そこから価値を感じにくい時代になっています。
なぜなら、商品やサービスがありふれているため
パッと見ただけでは、価値の違いがよく分からないからです。
なので、その商品やサービスの背景に漂っている
『情報』を伝えることが大事です。
そして、その『情報』に
いかに魅力を感じてもらうかが重要な訳ですね。
で、そういった『情報』というのは、
自分の中に、ただ持っているだけでは意味がありません。
情報というのは、
外へ発信することで、初めて意味を持ちます。
だからこそ、
どんなビジネスでも「情報発信」をする事が
今の時代、ビジネスの価値を高める圧倒的に良い手段であり、
手っ取り早い手段だと考えているのです。
ここで、「情報発信」というのは、
別に、ブログやメルマガやSNSで発信するだけではなく、
オフライン上で、コミュニケーションをとることも情報発信ですし、
また、商品を購入してもらった後に、発信する情報も
それは「情報発信」です。
単に、「SNSでたくさんシェアされましょう!」
というのが情報発信ではありません。
もちろん、それも1つの策ですが、1要素でしかありません。
そうではなく、もっと広義的に捉えてほしくて、
『情報を発信することで、自身のビジネス価値をつくったり、高めてほしい』
ということを、僕は伝えたいのです。
これまで、
僕は自分でも数年間、情報発信をしてきて、
また、コンサルでも情報発信を教えてきたのですが、
情報を発信したことで、
事業の価値、商品やサービスの価値、ブランドの価値が
どんどん大きくなる過程を、これまで多く見てきました。
もちろん、
「情報をどう発信するか?」という事も重要ですが、
そもそもまだ情報発信を全然していない、という方は、
「とりあえず何か発信してみる」、ということをしてみて下さい!
発信していく事で、だんだん分かっていくこともありますので。
今の時代は、
「情報そのものが価値になる」時代です。
だからこそ、どんなビジネスにおいても
情報を発信することが、今のビジネスを向上させる上で、
まず第一にやってほしい事だと思っています。
ということで、今日はこの辺で!
ありがとうございました。
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