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自然と一体になれた、伊吹山トレッキング【2012年 夏】

日本百名山の1つである、滋賀県の伊吹山のトレッキングを行った。
トレッキング初心者である僕が、これから様々な山を登っていきたいという思いで、始めた第一歩。

標高が1,377mで、比較的登りやすいということから今回選んだ山だったが、登山道が最高によかった。
天気にも恵まれ、快晴の中行った伊吹山トレッキングについて、僕の感じた事を書きたいと思う。


今回の登山で大切にしたかったことは、まず「安全性を重視して無事に怪我なく下山してくる」ということ。そして、「自然に触れて近づく」ということだった。結果的に2つとも達成できた。

実は、トレッキング日の数日前に少し体調が優れない時があった。
僕は身体の調子が悪いと、世の中のノイズにすごく敏感になるときがある。
特に音。街を歩いていると、どの店からも音楽が流れているので、なにがなんだか分からなくなる。
いつもは平気なのだけど、時たま感じるその経験が、山に登りたいと思うきっかけとなった。


登山開始の数分後に見た、根っこがあらわになっても、自分の身体を支え、たくましくのびている木。
どこの山にもある風景かもしれないが、この日はなんだかいつも以上に特別に見えた。

この日は本当に快晴だった。
伊吹山の登山道は常に空と地上の景色を見ながら登る事ができるのが最高だった。
登山道は急だったけど、登りやすく道ができていて、初心者の僕も安心してのぼることができた。

パラグライダーを練習している人も!
今回一緒に登ったのは、高校からの親友。

登るに連れて、生えている植物や虫の鳴き声が変わっていくのが面白かった。どこまでも自然は正直だと思った。

6合目をすぎたあたりから、道も険しくなってきた。
岩場が滑りそうで危なかったので、慎重に登っていった。

登山をしている人は他にもいらっしゃったのだけれど、みんな快く挨拶してくださり、そして登っている姿はかっこよかった。そして、しっかりと服装やシューズを備えているという共通点もあった。


約2時間半で山頂に到着。

頂上のスペースが広く、様々な角度から景色を楽しめた。
ドライブウェーでも山頂にくることができるため、幼稚園の子供達もいたりして、面白かった。


伊吹山は、これから山登りを始めたい人にはとっておきの山だと思う。
山の楽しさ、そして登山の厳しさを程よく味わえるし、「また登りたい」という気持ちにさせてくれた。
なにより、景色を見ながら登ることのできる登山道が素晴らしくよかった。

しばらく自然にふれていなかった僕は、久しぶりに登山の過程で様々な草木や岩に触れた。
すると、自然の生命力を感じる事ができて、すこし自然に近づけたような気になれる。
僕たちは自然とともに生かされている。

山登りは、標高が高い山に挑戦したり、山頂まで早く登るということもいいけれど、様々な自然に触れたり、景色を見たり、深呼吸をしたりなど、自然と一体になる感覚を噛み締めながら登っていくのもいいのでは。
次はどこの山にいこうか? もしおすすめの山があったら教えてください!


伊吹山

・標高1,377m
・日本百名山、新・花の百名山、及び関西百名山に選定

登山の後は、すぐそばに薬草湯があるのでおすすめです。汗を流せる上に、疲れがとれました!